2019年4月に開校される新しい高校「ルークス(Loohcs)高等学院」はご存知でしょうか。
これまでの学校、教育システムになじめないこどもたちに、もっと輝ける場所を提供し、そのこどもたちの才能を伸ばしていくというコンセプトのもと開校されます。
そのWebCMが2019年1月から放送を開始しているのですが、女優の”のん”さんが出演しています。のんさんの発するメッセージがとても意味深だったのでご紹介したいと思います。
ルークス(Loohcs)高等学院のCM紹介
現在Webでルークス(Loohcs)高等学院のCMが放送されています。まずはそちらをご覧下さい。
シンプルなバックにのんさんが立ちます。
まっすぐな目でのんさんが語り掛けます。
「問題児とか、変わった子だとか」
「言われるほうにも問題はあるのかもしれないけど
言う側のほうにも、やっぱり問題はあるんじゃないかなと思います。」
シーンが変わり、何かを叫ぶのんさん。
表情がとても印象的です。
と、元の場所に戻り、
「あっ!教育とか、学校の話です。」
「ルークス。新しい高校。」
「私も、授業やります。」
最後は、えっ!?となりましたが、途中のメッセージも意味深ですよね。
「問題児とか、変わった子だとか、言われるほうにも問題はあるのかもしれないけど・・」
というところ、まるで自分のことを話しているように語ります。
なぜルークス高等学院のCMにのんさんを起用した?
ご存知の方も多いと思いますが、”のん”さんは、かつて”能年玲奈”という名前(本名)でさまざまな映画やドラマ、CMなど引っ張りだこの人気女優として活躍していました。
ところが、2015年、当時所属していた事務所「レプロエンタテイメント」に無断で個人事務所「三毛&カリントウ」を設立していたと週刊誌で報道されました。
さらにその個人事務所の取締役から能年さんが洗脳されているとの報道までされ大騒ぎになります。
この騒動の影響が大きく、レギュラー出演していたテレビCM、ラジオ番組など次々に終了を余儀なくされ、事実上芸能界は休業状態になったのです。
翌年の2016年7月に、レプロエンタテイメントとの契約が終了すると報じられましたが、同月15日に芸名を能年玲奈から「のん」に改名することを自身が週刊誌を通して発表、さらにのんさん自ら代表取締役を務める個人事務所「株式会社non」を設立したと発表されました。
今回起用されたルークス高等学院のホームページには、
「#問題児求む」と大きく表記されています。
前事務所との騒動の真相は本人と当事者にしかわからないことなのだと思いますが、もしかすると前事務所から、あるいは芸能界からも「問題児」扱いされてしまったと本人が感じるところがあったのかもしれませんね。相当苦しい時期を過ごしてきたと推測できます。
ルークス高等学院のホームページにはこうあります。(ホームページはこちら)
「変わった子だ」と言われるこどもがいる。縛られることを嫌い、違う目で世界を見るこどもたち。彼ら彼女らを「問題児」と呼ぶ人もいる。でも、仮にそうだとして。彼ら彼女らのせいなのか。親のせいなのか。違う。そうじゃない。既存の教育、学校のシステムに居心地の悪さを感じるこどもを「変わった子」「問題児」とラベリングしていただけだ。
既存の教育、学校のシステムに問題がある、それをひっくり返すと宣言するルークス高等学院。
お気づきの方もいらっしゃると思いますが、ルークス(Loohcs)をひっくり返すと、
ルークス → スクール
Loohcs → School
となり、つまり、今までの教育や学校(=School)をひっくり返していくという想いが込められています。
のんさんが能年玲奈として活動してきた世界は教育や学校ではなく芸能界でしたが、教育・学校現場で「問題児」として扱われてしまったこどもたちの気持ちに共感するところがあり、今回のCM起用へとつながったのではないでしょうか。
CMの最後、「私も授業やります」と宣言しています。
のんさんが経験してきたことはこどもたちにもきっと伝わると思います。
ちなみにこのルークス高等学院の開校発足人は、俳優の伊勢谷友介さんです。
ルークス高等学院が良い意味で注目され、こどもたちの未来のために頑張ってほしいと思います!
まとめ
今回は、2019年4月に開校する新しい高校「ルークス高等学院」のWebCMをご紹介しました。女優ののんさんが出演し、叫ぶシーンや意味深なメッセージを発しています。のんさん自身が経験してきたことが重なったかのようなCMで引き込まれてしまいました。
ルークス高等学院の名前の由来も納得のいくものでした(ルークス高等学院のホームページもご覧になるとより理解が深まります)。講師として授業をするのんさんにも注目ですね。俳優の伊勢谷友介さんが発起人として開校するルークス高等学院、良い意味で世間から注目され、こどもたちの輝く未来のために頑張ってほしいと感じました。
最後までお読みいただきありがとうございました。