2018シーズン直前の前監督解任問題に日本体育大陸上長距離部のメンバーは動揺していました。
練習環境が大きく変わる中で、選手達は以前のように言われたメニューをこなすだけの状態から、自分達で話し合い設定タイムやメニューの内容も決めるようになったそうです。
しかしやはりまだ本来の力は出せず、10月の出雲駅伝は9位、11月の全日本大学駅伝は12位と苦戦を強いられてきました。
全日本駅伝後のミーティングで、これまで目指してきた3位以内という目標をあきらめシード権狙いの5、6位を目指そうという方向になりかけましたが、3大会連続箱根を走ってきた室伏選手の「目標はブレちゃいけない、3位を目指そう」という一言でチーム内の悪い雰囲気はなくなり、ひとつの目標に向かってまた動き出したということです。
学生にとっては辛い経験がありましたがそれを乗り越えた箱根駅伝で自分達の目標に向かって頑張ってほしいと思います。
71年連続出場71回目の出場となる箱根での走りに注目しましょう。
それでは日本体育大の主力メンバーや予想オーダー、そして注目選手・区間などを詳しく見ていきます。
各メンバーのプロフィールや戦力分析、ベストタイムなども掲載していますので観戦の際に是非参考にしてみて下さい。
日本体育大学主力メンバーはこちらの10人
日本体育大の箱根駅伝2019主力メンバーのプロフィールを学年順にご紹介します。
志賀康太(しが こうた) 4年(1996年9月12日生)
高校では無名だったが大学2年時に1500mを中心に力をつけ、4年目で全日本に初出場した。秋に10000mとハーフで自己新をマーク。勢いに乗る。
安定感 :★★★
スピード:★★★
スタミナ:★★★
自己ベスト:5000m→14分22秒49、 10000m→29分28秒85
①出身地・出身校:熊本県・阿蘇北中→熊本工高
②身長・体重:170cm・56kg
③血液型:O型
林田元輝(はやしだ げんき) 4年(1996年9月7日生)
2018年は1月からハーフマラソンに6度出場。11月の上尾で1時間3分55秒の自己新をマーク。出雲6区、全日本4区も走る。
安定感 :★★★
スピード:★★★
スタミナ:★★★★
自己ベスト:5000m→14分16秒40、 10000m→29分26秒62
①出身地・出身校:熊本県・宇城松橋中→九州学院高
②身長・体重:172cm・55kg
③血液型:B型
室伏穂高(むろふし ほたか) 4年(1996年8月9日生)
1年時からの連続出場。前回は9区6位と好走した。今季は出雲と全日本には不出場だが10月からの3レースで調子を上げてきた。箱根でも快走が期待される。
安定感 :★★★
スピード:★★★★
スタミナ:★★★★
自己ベスト:5000m→14分07秒38、 10000m→29分14秒84
①出身地・出身校:静岡県・小山中→加藤学園高
②身長・体重:159cm・48kg
③血液型:O型
中川翔太(なかがわ しょうた) 3年(1997年8月17日生)
10000mで28分59秒46、ハーフマラソンでは1時間3分4秒と高い自己気を記録を持っている。前回は10区で3位と好走した。
安定感 :★★
スピード:★★★★★
スタミナ:★★★★★
自己ベスト:5000m→14分01秒40、 10000m→28分59秒46
①出身地・出身校:熊本県・不知火中→九州学院高
②身長・体重:164cm・50kg
③血液型:A型
廻谷 賢(めぐりや けん) 3年(1997年8月27日生)
9月に5000mで自己新、出雲4区3位、全日本7区4位と結果を残した。前回は6区15位だったが今回は区間の上位に食い込むことが期待される。
安定感 :★★★
スピード:★★★
スタミナ:★★★★
自己ベスト:5000m→14分15秒11、 10000m→29分23秒01
①出身地・出身校:栃木県・塩谷中→那須拓陽高
②身長・体重:172cm・58kg
③血液型:A型
山口和也(やまぐち かずや) 3年(1997年8月25日生)
前回は8区3位。エースに成長した今季は10000mで7月に28分56秒05の自己新をマークした。日本インカレでは7位に入賞。エースの走りに箱根でも期待大。
安定感 :★★★
スピード:★★★★★
スタミナ:★★★★
自己ベスト:5000m→14分03秒44、 10000m→28分56秒05
①出身地・出身校:広島県・庄原中→世羅高
②身長・体重:175cm・60kg
③血液型:B型
池田耀平(いけだ ようへい) 2年(1998年6月22日生)
高校時代にインターハイ1500m5位、5000m15位、都道府県駅伝でも1区10位と実力はある。今季は出雲と全日本駅伝で1区を務めた。箱根でも1区の予想。
安定感 :★★★
スピード:★★★★
スタミナ:★★★★
自己ベスト:5000m→14分16秒44、 10000m→29分13秒11
①出身地・出身校:静岡県・島田一中→島田高
②身長・体重:164cm・49kg
③血液型:A型
岩室天輝(いわむろ たかき) 2年(1999年1月7日生)
今季は5000mと10000mで自己新をマーク。6月の全日本選考会では2組2着と好走した。出雲5区5位、全日本6区3位と安定感は抜群。
安定感 :★★★★
スピード:★★★
スタミナ:★★★★
自己ベスト:5000m→14分16秒78、 10000m→29分20秒58
①出身地・出身校:福岡県・那珂川北中→大牟田高
②身長・体重:174cm・57kg
③血液型:O型
亀田優太朗(かめだ ゆうたろう) 2年(1998年7月1日生)
これまでは目立った実績はなかったが、11月の上尾ハーフマラソンで1時間3分40秒の自己新をまーく。一気に箱根出場へ近づいた。
安定感 :★★
スピード:★★★
スタミナ:★★★★
自己ベスト:5000m→14分28秒07、 10000m→30分18秒29
①出身地・出身校:静岡県・浜松浜名中→浜松日体高
②身長・体重:175cm・53kg
③血液型:O型
加藤広之(かとう ひろゆき) 1年(2000年3月28日生)
入学後は7月からレースに出場。10000mで29分台を2回記録。上尾ハーフでは1時間4分19秒と主力と変わらない良い走りを見せた。
安定感 :★★★
スピード:★★★
スタミナ:★★★★
自己ベスト:5000m→14分33秒20、 10000m→29分43秒59
①出身地・出身校:福島県・いわき好間中→学法石川高
②身長・体重:160cm・47kg
③血液型:O型
なお、監督は小林史明監督です。
予想される往路・復路オーダーはこちら
それでは箱根駅伝2019日本体育大の気になる往路・復路予想メンバーを見ていきましょう。
【往路】
1区:池田耀平(2年)
2区:山口和也(3年)
3区:亀田優太朗(2年)
4区:志賀康太(4年)
5区:岩室天輝(2年)
【復路】
6区:廻谷堅(3年)
7区:加藤広之(1年)
8区:中川翔太(3年)
9区:室伏穂高(4年)
10区:林田元輝(4年) ※主将
日本体育大学の箱根駅伝2019注目選手と区間
日本体育大の箱根駅伝2019注目選手は、廻谷賢選手(3年)です。
日体大躍進のポイントとなる復路のキーマンとされています。
前回出場時は6区で順位を4つ落とし非常に悔しい思いをしました。
この1年、次々と後ろから抜かれた屈辱を忘れずに6区下りの研究を重ねてきた結果を2019箱根で見せてもらいたいです。
ということで、注目区間は復路6区です。
今回は前回と逆にどんどん追い抜く廻谷選手に期待大ですね!
まとめ
箱根駅伝2019に71年連続の出場となる日本体育大学について、主力メンバーやプロフィール、注目選手などについてお届けしてきました。
大変なトラブルを乗り越えチーム一丸で新たにスタートした日体大の箱根での走りに期待したいです。勝負は後半復路です。
箱根駅伝2019の結果などチームの最新情報が入りましたら随時更新していきます。
最後までお読みいただきありがとうございました!