ヒューストンで行われた2019年5月29日(日本時間30日)のアストロズ対カブスの一戦で、カブスのアルバート・アルモラJr.外野手が打ったファウルボールが、試合を観戦していた少女に直撃するというアクシデントがありました。
ファイルを打ったアルモラJr.はその場で涙を流し、試合は一時中断し、試合後には、米メディアに「言葉が出ない」と沈痛な面持ちで心境を明かしています。
ファウルボールを打ち号泣するアルモーラJr選手の映像です。
Awful scene in the Cubs/Astros game. A small kid was struck with the baseball in the stands. Almora Jr’s reaction says it all. Prayers up. pic.twitter.com/fLAdwlsAVi
— Evan Daniel (@mrevandaniel) 2019年5月30日
ファウルボール少女直撃のアクシデントが起きたのは、カブスが2点リードで迎えた4回のことです。
ノーアウト一、二塁で打席に立ったアルモラJr.が、マイリー投手から三塁方向への痛烈なライナーを放つと、打球はスタンドへ。
その瞬間、球場が静まり返りました。
アルモラJr.選手はその場で座り込んで涙を流しています。
そして、同僚のヘイワードとマドン監督に慰められ、呆然としていた二塁走者のバエスもアルモラJr.選手に歩み寄って声をかけています。
AP通信によると、打球は試合を観戦していた少女に直撃したということで、現在入手できた映像には映っていませんが、少女は一緒に試合を観ていたと思われる男性に抱きかかえられ、通路へと移動、そして、病院に搬送されたということです。
「少女が運ばれた際、彼女には見たところ意識があり、泣いていた」と記事では伝えられ、試合後にアストロズはその少女が病院に搬送されたという声明を出したものの、「彼女の容態に関してそれ以上の情報を明かさなかった」としています。
直撃の少女の容態が心配ですが早く回復することを願うばかりです。
アルモラJr.は動揺を隠せず、直後のボールを振ってこの打席は空振り三振。そのままフル出場し、試合はカブスが2-1で勝利したが、終了後もショックを隠せない様子だったということです。