「目指すは優勝!」
10月の出雲駅伝でチーム最高位となる4位につけた拓殖大学。
箱根駅伝2019では目標3位以内から優勝に上方修正すると副主将の戸部選手・馬場選手は語っています。
箱根では過去最高位7位、前回は8位という成績のチームにしては時期尚早だと言われても、これまでの拓殖大チームでは目指してこなかった「優勝」を目指すことこそが大事だとチーム全体がひとつになってきています。
箱根の目標を決めるときも青学・東洋・東海の3強に食い込むという意見でまとまっていたそうですからこの上方修正もメンバーにとってはそれほど飛躍したものではなかったのだと思います。
さて、今回はその拓殖大の箱根駅伝2019の主力メンバーや予想オーダー、そして注目選手・区間などを詳しく見ていきたいと思います。
各メンバーのプロフィールや戦力分析、ベストタイムなども掲載していますので観戦の際に是非参考にしてみて下さい。
拓殖大学主力メンバーはこちらの10人
箱根駅伝2019の拓殖大主力メンバーのプロフィールを学年順にご紹介します。
硴野魁星(かきの かいせい) 4年(1996年10月18日生)
スピードが増した今季は10月に出雲2区3位、10000mで28分55秒30をマーク。前回箱根出場時は6区7位で今回も山下りに登場とみられる。
安定感 :★★★
スピード:★★★★★
スタミナ:★★★
自己ベスト:5000m→14分08秒85、 10000m→28分55秒30
①出身地・出身校:熊本県・鏡中→八代工高
②身長・体重:182cm・57kg
③血液型:A型
白髪大輝(しらが たいき) 4年(1996年11月29日生)
前回は8区出場。箱根以降はしばらくレースから離れるが8月の黒姫妙高駅伝で復帰。10月に5000mと10000mで自己新をマーク。
安定感 :★★★
スピード:★★★
スタミナ:★★★★
自己ベスト:5000m→14分27秒89、 10000m→29分33秒57
①出身地・出身校:広島県・誠之中→神辺旭高
②身長・体重:173cm・52kg
③血液型:A型
戸部凌佑(とべ りょうすけ) 4年(1996年6月21日生)
3年連続の5区での出場が確実。今季は主要大会を中心に出場レースを絞る。上尾ハーフでは1時間3分37秒と調子をだんだんと上げている。
安定感 :★★★
スピード:★★★
スタミナ:★★★★
自己ベスト:5000m→14分37秒19、 10000m→29分34秒46
①出身地・出身校:群馬県・前橋一中→前橋育英高
②身長・体重:167cm・50kg
③血液型:A型
馬場祐輔(ばば ゆうすけ) 4年(1996年6月15日生)
1年時から主力の日本人エース。日本学生ハーフ6位、出雲1区5位。上尾ハーフでは1時間2分53秒の自己新をマークした。
安定感 :★★★★
スピード:★★★★★
スタミナ:★★★★★
自己ベスト:5000m→13分57秒72、 10000m→28分43秒72
①出身地・出身校:福岡県・春吉中→九産大附九州高
②身長・体重:172cm・53kg
③血液型:A型
W・デレセ(Workneh Derese) 4年(1995年7月23日生) ※主将
留学生で異例のキャプテンを務め存在感を発揮している。出雲では3区区間賞、上尾ハーフでは1時間1分50秒の好タイムをマークした。
安定感 :★★★★
スピード:★★★★★
スタミナ:★★★★★
自己ベスト:5000m→13分55秒72、 10000m→28分14秒49
①出身地・出身校:エチオピア・ムカラ中→メダニアレム高
②身長・体重:169cm・51kg
③血液型:O型
赤﨑暁(あかさき あきら) 3年(1998年1月21日生)
1年時から主要区間を任され今回は往路4区が濃厚か。今季前半は目立たなかったが、10月に10000mで28分台に入り上尾ハーフで自己新を記録した。
安定感 :★★★
スピード:★★★★★
スタミナ:★★★★★
自己ベスト:5000m→14分24秒84、 10000m→28分53秒89
①出身地・出身校:宮崎県・大津中→開新高
②身長・体重:168cm・48kg
③血液型:A型
石川佳樹(いしかわ よしき) 2年(1998年11月20日生)
前回は1年生ながら7区9位と好走を見せた。10月に5000m、10000mで続けて自己新。上尾では1時間3分30秒をマークした。
安定感 :★★★
スピード:★★★★
スタミナ:★★★★
自己ベスト:5000m→14分41秒67、 10000m→29分16秒75
①出身地・出身校:栃木県・烏山中→烏山高
②身長・体重:167cm・50kg
③血液型:A型
清水崚汰(しみず りょうた) 2年(1998年12月18日生)
今季は4月初旬の焼津ハーフ以降、レースに出ていなかったが夏にはしっかりと連取を積んだ。復帰戦となった上尾ハーフで好走し箱根でも期待がかかる。
安定感 :★★★
スピード:★★★
スタミナ:★★★★
自己ベスト:5000m→14分39秒26、 10000m→29分44秒01
①出身地・出身校:群馬県・中之条中→中之条高
②身長・体重:175cm・55kg
③血液型:O型
松岡涼真(まつおか りょうま) 2年(1998年5月15日生)
5月の日体大記録会で10カ月ぶりにレース復帰。次戦でさらに5カ月後の同記録会だった。上尾ハーフでさらに調子を上げてきた。
安定感 :★★
スピード:★★
スタミナ:★★★★
自己ベスト:5000m→14分42秒85、 10000m→30分25秒80
①出身地・出身校:大分県・国東中→大分東明高
②身長・体重:170cm・50kg
③血液型:O型
吉原遼太郎(よしはら りょうたろう) 2年(1998年7月22日生)
出雲で三大駅伝にデビューしたばかり。5区を粘り強く走った。その12日後には10000mで29分15秒12の自己新を出し成長著しい。
安定感 :★★★
スピード:★★★★
スタミナ:★★★★
自己ベスト:5000m→14分56秒11、 10000m→29分15秒12
①出身地・出身校:千葉県・おゆみ野南中→千葉南高
②身長・体重:172cm・53kg
③血液型:AB型
なお、監督は岡田正裕(おかだまさひろ)監督です。
予想される往路・復路オーダーはこちら
それでは箱根駅伝2019拓殖大の気になる往路・復路予想メンバーを見ていきましょう。
【往路】
1区:馬場祐輔(4年)
2区:W・デレセ(4年) ※主将
3区:吉原遼太郎(2年)
4区:赤﨑暁(3年)
5区:戸部凌佑(4年)
【復路】
6区:硴野魁星(4年)
7区:石川佳樹(2年)
8区:清水崚汰(2年)
9区:白髪大輝(4年)
10区:松岡涼真(2年)
拓殖大学の箱根駅伝2019注目選手と区間
拓殖大の箱根駅伝2019注目選手はふたり。
ひとり目は留学生にしてキャプテンを務めるW・デレセ選手(4年)です。
走りはもちろん、異例の留学生キャプテンとしても注目を集めていますが、今季はその圧倒的スピードでチームをけん引し存在感をしっかりと発揮しています。
上尾ハーフでも1時間1分50秒と好タイムを残し勢いも十分に箱根に挑みます。
箱根では2区を任されると予想されます。
もうひとりの注目は、デレセ選手の次区間3区を走ると予想される吉原遼太郎選手(2年)です。
今季出雲駅伝で三大駅伝にデビューしたばかりですが5区で粘り強く走り、さらにその12日後、10000mで自己新を叩き出し、今もっともチームで伸びのある選手です。
デレセ選手の2区の勢いそのままに3区も走り抜けてほしいです。
ということで、拓殖大の注目区間は2区・3区です。往路が楽しみな拓殖大ですね!
是非応援していきましょう。
まとめ
今回は箱根駅伝2019に6年連続40回目の出場となる拓殖大学について、主力メンバーやプロフィール、注目選手などについてお伝えしてきました。
青学・東洋・東海の3強に食い込むだけでなく、あくまで目標は「優勝」の拓殖大。
予想では往路を中心に良い選手が揃っています。是非本番の走りに期待しましょう!
レース結果など、チームの最新情報が入りましたら随時更新していきます。
最後までお読みいただきありがとうございました!